ANTONIN RAYMONDアントニン・レーモンド

レーモンド設計事務所はアントニン・レーモンドによって設立されました。彼は日本の建築の発展において多大な影響と功績を残した人物です。私たちは彼の遺志を継ぎ、さらに優れた建築設計を目指し、邁進を続けています。ここでは、創業者である彼のプロファイルと足跡をご紹介致します。

リーダーズ・ダイジェスト東京支店

創業者
アントニン・レーモンド

アントニン・レーモンドとフランク・ロイド・ライト

1919年(大正8年)旧帝国ホテル設計監理のため、フランク・ロイド・ライトと共に来日したアントニン・レーモンドは、1921年(大正10年)日本に設計事務所を開設。それがレーモンド設計事務所のはじまりです。戦前・戦後、日本に永く滞在し多くの作品を手がけました。その設計哲学を受け継いだレーモンド設計事務所は、今も常に独創的な作品を発表し続けています。

レーモンド(左)と
フランクロイド・ライト(右)
(1917年タリアセンにて)

アントニン・レーモンド
の略歴

1888年オーストリア領ボヘミア地方(現チェコ共和国)に生まれる
1909年プラーグ工科大学(現チェコ工科大学)で学ぶ
1910年米国に渡り、NYのキャス・ギルバート事務所で働く
1914年ノエミ・ペルネッサンと結婚
1916年アメリカ市民権を獲得
フランク・ロイド・ライトのもとで働く
1917年NYで独立
1919年帝国ホテル建設のため、フランク・ロイド・ライトと共に来日
1920年フランク・ロイド・ライトのもとを離れ、「米国建築合資会社」を設立(三菱21号館)
1923年関東大震災後、レーモンド建築事務所を名乗る
1926年チェコスロバキア共和国の名誉領事に任命される(37年まで)
1927年事務所を東京海上ビルに移す
1934年銀座に完成した教文館ビルに事務所を移す
1938年米国に戻り、NYに事務所を開設
ペンシルバニア州ニューホープに農場とスタジオ兼自宅を開く
1941年東京事務所を閉鎖
1948年戦後、再来日、1949年東京事務所を再建
1951年麻布笄町に自邸及び事務所完成
1952年アメリカ建築協会名誉会員となる
リーダーズ・ダイジェスト東京支社で、1951年日本建築学会賞を受賞
1956年アメリカ建築協会より「Medal of Honor」を受ける
1957年八幡製鉄体育館でアメリカ建築協会より「Award of Merit」を受ける
1964年勲三等旭日中綬章を受賞する
1965年南山大学で、1964年日本建築学会賞を受賞
1966年日本建築家協会 終身会員となる
1973年離日し、米国ニューホープへ戻る
1976年ニューホープにて死去
聖アンセルモ目黒教会において追悼ミサが行われる
1980年ノエミ・レーモンド ニューホープにて死去